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『気象人』 the mag for kishojin : 気象の本棚
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『お茶の間保存版 お天気生活事典』
著者・平沼洋司
発行所・朝日新聞社
初版・1994年12月25日
(C)Youji Hiranuma 1994 Printed in japan
ISBN4-02-256819-4
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【本文より引用】
「最近は就職先を選ぶのに"3K"(汚い、危険、きつい)が嫌われる。就職難を乗り越え、残業、残業で高度経済成長を支えてきた"おじさん"は、ため息が出るのみである。
春の天気はその印象とは逆に"4K"の厳しさをもっていることに気がついた。"4K"とは 「風(風邪)、乾燥、火事、花粉」である。」
(P72「春の"4K"」より)
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本書は、朝日新聞東京本社発行の夕刊に掲載されている生活情報紙「マリオン」に、平沼さんが1987年4月から94年3月まで連載したお天気コラム「窓を開ければ - 暮らしと天気」を一冊にまとめたものです。
平沼さんらしいユニークな切り口のエッセイが12ヶ月に章立てされ、また時候の挨拶などに役立つよう、テーマ別に索引ももうけられています。
それぞれひねりの利いたタイトルが楽しく、この「春の"4K"」もそのひとつ。「春一番」に代表される強風、乾燥、火事、花粉症…のどかな春のイメージに隠れた気象の厳しさが、"4K"の一言で言い表されています。
誰かに話したくなるような情報満載の一冊。
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「気象庁予報官・平沼洋司」の名前は、気象に携わる人の中では知らない人がいないくらい有名です。いつも本や雑誌で記事を読んでは、その視点の斬新さ、経済や社会と気象を関連づけた題材のおもしろさに敬服していました。
実際にお会いすると、とても気さくでユーモアとアイデアがいっぱいの方。平沼さんの本からこっそりネタを拝借したのがバレても、笑って許してくれる優しい先輩です。この本は、コンパクトながら"平沼エキス"がぎゅっと濃縮された「ネタの事典」でもあります。(森田正光)
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本文からの引用、表紙の写真の掲載につきましては、著者または出版社の許諾をいただいております。 |
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