台風18号は15時、宗谷海峡付近で温帯低気圧に変わったが、
温低化の過程で暴風域が広がり北海道の広範囲で猛烈な風。
雄武 SW51.5m/s（14：00）、札幌 SW50.2m/s（11：17）
室蘭 SSW45.7m/s（07：30）、留萌 S43.9m/s（12：00）など、
道内の22観測地点中、14地点で観測史上最も強い風を観測。
渡島管内松前町の清部漁港の「清部港西防波堤灯台」が、
強風のため根元から倒れた。台風による灯台全壊は道内初。
また、北海道大学では、名物のポプラ並木が10本以上倒れた。
国が指定する重要文化財や天然記念物などの被害は、
国宝9件を含む61件にのぼっている（8日午後4時現在）。
全国の建物被害は全壊41戸、半壊88戸、床上浸水298戸、
床下浸水3098戸（警察庁による8日午後8時現在の集計）。
人的被害も1993年台風13号に次ぐ数にのぼっている。
青森では2割〜半分以上のリンゴが落ちた産地もあり、
1991年１９号台風（リンゴ台風）以降で最悪の被害に。
北海道内でもリンゴの主産地である余市町や仁木町で、
8割を超す果実が落ちるなど収穫間近の作物に大きな打撃。
東日本は明け方まで一部で強い雨が残ったが日中は回復、
西日本を含めて太平洋側を中心に晴れた所が多い。
また、南海上の台風１９号は09時ごろ熱帯低気圧に変わった。
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最高気温 東〜北日本で平年を上回り、
関東は内陸を中心に残暑が厳しい。
熊谷35.5℃（平年差＋7℃）
宇都宮35.0℃（平年差＋8℃）
前橋34.9℃（平年差＋7℃）
東京33.1℃（平年差＋5℃）
アメダスでは館林（群馬）36.1℃
西日本は平年並かやや高め。
最低気温 近畿、東〜北日本は真夏並、
平年と比べて2から6℃高め。
青森21.8℃（平年差＋6℃）
長野23.4℃（平年差＋5℃）
中国、四国、九州にかけては、
平年並の所が多くなった。
松江19.8℃、松山21.6℃。
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