西日本の南岸に前線、日中は低気圧が東進。
西日本〜東日本の広範囲で雨、
01時:天辻(奈良)36ミリ、高野山(和歌山)33ミリ、
02時:甲佐(熊本)35ミリ、07時:熊取(大阪)30ミリ、
08時:阿児(三重)30ミリ。
ただし、午後は西日本や北陸で日差しが戻る。
関東も夕方以降はほとんどで雨も上がった。
13時、南鳥島気象観測所の全職員が一時島外避難。
台風第12号が勢力を維持したまま3日ころ南鳥島付近を通過し、
暴風、高波及び高潮により職員に危険が及ぶことが予想されたため。
これに伴い、同観測所における地上・高層等の各種観測は休止。
■「平成18年の梅雨入り・明けと梅雨時期の特徴について」
1、梅雨入り・明けの事後検討 一部の地方について、
入り・明けの遷移期間(5日程度)の中で調整。
以下、調整のあった地方
梅雨入り:奄美(5月11日ごろ)(当初発表は5月13日ごろ)
梅雨明け:奄美(6月22日ごろ)(当初発表は6月20日ごろ)
九州南部(7月25日ごろ)(当初発表は7月26日ごろ)
中国(7月26日ごろ)(当初発表は7月30日ごろ)
近畿(7月27日ごろ)(当初発表は7月30日ごろ)
東海(7月26日ごろ)(当初発表は7月30日ごろ)
■夏(6〜8月)の天候について
・梅雨期に大雨 梅雨前線活発、6月前半には南西諸島で、
6月後半〜7月には東・西日本の広範囲で大雨。
特に7月15〜24日にかけては長野、鹿児島を中心に、
九州、山陰、近畿、北陸地方などで豪雨となり、
気象庁は「平成18年7月豪雨」と命名。
・短時間強雨が多発
1時間80ミリ以上の猛烈な雨の発生回数は19回、
30年平均の約2.5倍となり、1976年以降最多となった。
また、39地点で24時間降水量の観測史上1位記録を更新、
87地点で72時間降水量の1位の値を更新した。
・全国的に高温
気温の変動は大きかったが、夏平均気温は全国的に高かった。
3カ月間の気温平年差は、北日本(+0.5)、東日本(+0.4℃)、
西日本(+0.8℃)、南西諸島(+0.4℃)
■3カ月間の日最高気温35℃以上の日数は、
日田(大分)29日、佐賀23日、熊本22日、岐阜20日、
京都18日、大阪17日、名古屋・高松・岡山14日、
豊岡13日、奈良・舞鶴・甲府12日、
人吉・山口・和歌山11日など。
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最高気温 関東甲信内陸部では、
前日より9℃前後低い値。
平年を比べても大幅に低め。
秩父22.1℃(平年差−7℃)
長野22.3℃(同−7℃)
甲府22.8℃(同−8℃)
熊谷24.2℃(同−6℃)
前橋24.9℃(同−5℃)
関東南部や東海、近畿も低めに。
静岡23.8℃(平年差−6℃)
横浜24.5℃(同−5℃)
名古屋25.6℃(同−5℃)
東京26.4℃(同−4℃)
その他の各地は、
ほとんどの所で平年差±2℃以内。
西日本はまだ真夏日の所が目立つ。
鹿児島33.0℃、熊本32.7℃、
高知・広島32.4℃、松山31.7℃。
最低気温 北日本は20℃以下の所が多いが、
平年を比べて2℃前後高めに。
関東、北陸はだいたい平年並、
東海から西日本にかけては、
所々で低めの気温に。
名古屋20.2℃(平年差−3℃)
広島20.4℃(同−3℃)
大阪22.2℃(同−2℃)
九州南部から沖縄は熱帯夜。
鹿児島26.3℃、那覇27.3℃、
南大東島28.1℃など。
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