22日21時に日本海西部で発生した低気圧が
23日には急速に発達しながら夕方、津軽海峡付近に達した。
中心気圧は22日21時からの24時間で28hPa低下。
関東南部は昼過ぎかけて、低気圧に吹き込む南風が強まった。
東京は午後2時に最大風速SW8m/s(最大瞬間風速は15.9m/s)、
昨年より9日遅い「春一番」、13:06には最高気温17℃を記録。
ところがその後、にわかに空が曇り、風向きが北寄りに変わった。
寒冷前線の通過に伴い、14:47にはNW27.9m/sの突風、
都心の街中は砂ぼこりやゴミが舞い上がり、
一時は景色が黄色(茶色)っぽく変色したほど。気温も急降下。
■日最大瞬間風速
三宅島WNW32.5m/s(21:41)、深浦WSW32.2m/s(17:05)
白河NW32.0m/s(16:14)、八丈島W30.2m/s(15:24)
相川NW29.9m/s(20:37)、銚子NW29.5m/s(22:15)
八戸SSW29.2m/s(16:35)、松江WNW29.2m/s(10:30)
潮岬NNW28.7m/s(16:51)、西郷W28.5m/s(09:19)
東京NW27.9m/s(14:47)、仙台WNW27.5m/s(15:22)
■1時間降水量の日最大値
西表島17ミリ(07:40)、伊仙(鹿児島)14ミリ(02:30)
伊良部(沖縄)13ミリ(07:10)、浦河11ミリ(20:00)2月1位
小国(山形)11ミリ(12:40)、天城(鹿児島)11ミリ(01:40)
与論島(鹿児島)11ミリ(04:50)、下地(沖縄)11ミリ(07:10)
長万部(渡島)10ミリ(15:50)2月1位
矢島(秋田)10ミリ(13:00)2月1位
■日降水量
長万部(渡島)41ミリ、黒松内(後志)39ミリ、
安平(胆振)36ミリ、札幌35.5ミリ、
厚真(胆振)32ミリ、五箇山(富山)31ミリ、
小金湯(石狩)30ミリ、奥尻(檜山)29ミリなど。
■24時間降雪量(23時の値)
音威子府(上川)43センチ、黒松内(後志)43センチ、
小金湯(石狩)42センチ、寿都(後志)42センチ、
恵庭島松(石狩)40センチ、歌登(宗谷)39センチなど。
上空寒気(500hPa)寒気の中心が中国東北区から南東進、
夜遅くには−36℃以下の範囲が日本海北部から東北日本海側へ。
21時500hPa気温は秋田−37.7℃、輪島−36.3℃。
21時には850hPa−12℃ラインが、本州日本海側にかかる。
なお、12時の地上気温は東京13.9℃、大阪12.5℃、
24時には東京0.9℃、大阪0.8℃まで下がり、
昼間の暖かさはうそのよう。
■夕方発表された、暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報、
第3号では、北陸地方の24時間降雪量が多い所で100センチ、
四国の瀬戸内側、本州の太平洋側でも積雪が予想された。
23日の大荒れ天気は各方面にも影響した。
東北新幹線が一時全線で運行を見合わせ、
東北、上越、長野新幹線の計26本が運休した。
そのほか在来線や地下鉄も各地でストップ、混乱が続いた。
都内ではブル作業現場の足場が道路に落下、
国分寺市ではマンション工事現場のクレーンが傾いた。
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最高気温 関東南部、東北南部では、
一時的に4月上〜中並まで上昇。
東京17.0℃、横浜15.9℃、銚子15.9℃、
水戸15.3℃、仙台11.9℃など。
ただし、東京では14:40〜50の10分間に、
13.6℃から8.7℃まで急降下。
東海、北陸西部、西日本は
10〜15℃まで上がるが、
それでも前日より2〜5℃低い。
最低気温 朝の気温は全国的に高い。
3月中〜4月中並み。
松山10.1℃(平年差+8℃)
高松8.4℃(同+7℃)
広島、福岡は同+6℃、
札幌、大阪は同+5℃、
名古屋、高知、那覇は同+4℃。
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