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2006年10月

概況

月を通じて強い寒気の南下はなく、高気圧に覆われ晴れて暖かい日が多かったため、ほぼ全国的に気温が高かった。月平均気温は、西日本で1946年以降第2位、東日本では第3位の高い記録を更新した。ただし、北日本では中旬以降に寒気の影響を受けやすくなり、北海道では下旬に気温が低くなった。
台風第16号の接近に伴い、4日頃から本州の南岸に停滞した前線の活動が活発となった。また、6日から8日にかけては低気圧が急速に発達しながら本州の太平洋沿岸を北上したため、北・東日本太平洋側を中心に記録的な大雨となり、各地で大きな被害が発生した。22日から24日にかけては寒気を伴った低気圧が日本付近を通過し、関東地方では記録的な大雨となる所があった。
台風第16号の接近に伴い、4日頃から本州の南岸に停滞した前線の活動が活発となった。また、6日から8日にかけては低気圧が急速に発達しながら本州の太平洋沿岸を北上したため、北・東日本太平洋側を中心に記録的な大雨となり、各地で大きな被害が発生した。22日から24日にかけては寒気を伴った低気圧が日本付近を通過し、関東地方では記録的な大雨となる所があった。



黄色:平年より高い(多い) 青:平年より低い(少ない)

平均気温

月平均気温は、北海道では平年並だったが、東北地方から南西諸島にかけては高かった。特に、東日本と西日本ではかなり高く、平年を1℃から2℃以上上回ったところが多かった。神戸(兵庫県)、高知、熊本など西日本の9地点で、10月の月平均気温の最高値を更新した。


降水量

月降水量は、北日本と東日本太平洋側で多かった。特に、北日本太平洋側ではかなり多く、東北地方の一部では平年の300%以上となった。
一方、東日本日本海側では少なく、西日本と南西諸島ではかなり少なかった。特に、九州から南西諸島にかけての一部では平年の10%未満となり、大分、延岡(宮崎県)、屋久島(鹿児島県)、宮古島(沖縄県)など7地点で、10月の月降水量の最小値を更新した。


日照時間

日照時間は、北日本太平洋側で平年並だったほかは全国的に多く、北日本日本海側と南西諸島ではかなり多かった。北見枝幸(北海道)、牛深(熊本県)、鹿児島、西表島(沖縄県)など9地点では、10月の月間日照時間の最大値を更新した。




記録を更新した地点
月平均気温の高い記録

平均気温 平年値
下関 21.0℃ 18.8℃
神戸 20.7℃ 19.0℃
山口 19.4℃ 16.8℃
平戸 20.2℃ 18.6℃
佐世保 21.2℃ 18.8℃
佐賀 20.4℃ 18.1℃
大分 20.3℃ 18.1℃
長崎 21.3℃ 19.3℃
熊本 21.2℃ 18.5℃
阿久根 21.2℃ 19.3℃
鹿児島 23.2℃ 20.8℃
牛深 22.3℃ 20.5℃
高知 21.4℃ 18.8℃
宿毛 20.9℃ 18.8℃
月降水量の少ない記録

降水量 平年値
日田 9.5mm 87.3mm
大分 15.0mm 129.3mm
延岡 8.5mm 182.3mm
屋久島 24.0mm 303.8mm
清水 39.5mm 242.6mm
西表島 24.5mm 225.7mm
宮古島 8.5mm 174.2mm
月間日照時間の多い記録

日照時間 平年値
北見枝幸 189.5h 143.2h
阿久根 252.7h 188.1h
人吉 228.8h 160.1h
鹿児島 267.8h 183.4h
都城 246.8h 175.2h
枕崎 260.5h 183.2h
種子島 216.1h 165.8h
牛深 250.0h 192.7h
西表島 205.0h 123.5h



平均気温の平年差の経過(5日移動平均)
9月
11月

資料提供:気象庁
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