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2006年12月

概況

上旬前半には、冬型の気圧配置が続き、日本海側の地方では曇りや雨または雪の日が多く、気温も平年を下回った。その後は時折冬型の気圧配置となったものの長続きせず、全国的に気温の高い日が多かった。日本海側の月降雪量は平年を下回り、北・東日本日本海側で少なかった。また、日本列島の南岸を低気圧が頻繁に通過したため、南西諸島や西・東日本太平洋側を中心に曇りや雨の日が多く、ほぼ全国的に日照時間が少なくなった。25日から27日にかけ、低気圧が発達しながら日本列島の南岸を通過、全国的に大雨となったほか、低気圧に近かった東日本太平洋側から北日本では暴風となった。



黄色:平年より高い(多い) 青:平年より低い(少ない)

平均気温

月平均気温は、全国的に高かった。東北地方南部から南西諸島にかけての所々で、平年を1℃以上上回った。父島(東京都)では12月の月平均気温の最高値を更新した。


降水量

月降水量は、西日本の日本海側では平年並だったが、そのほかの地域では多かった。特に、北日本から西日本にかけての太平洋側ではかなり多く、平年の300%以上となったところがあった。八戸(青森県)、前橋(群馬県)、東京、奈良など9地点で12月の月降水量の最大値を更新した。


日照時間

月間日照時間は、西日本の日本海側では平年並だったが、そのほかの地域では少なく、東日本の太平洋側ではかなり少なかった。大船渡(岩手県)、新庄(山形県)では12月の月間日照時間の最小値を更新した。


積雪・降雪

降雪の深さ月合計は、北日本ではかなり少なく東日本では少なかった。西日本では平年並だった。一方、月最深積雪は、北日本と東日本の多くの地点で少なく、西日本では平年並のところが多かった。




記録を更新した地点
月平均気温の高い記録

平均気温 平年値
父島 22.0℃ 20.1℃

月降水量の多い記録

降水量 平年値
八戸 155.5mm 41.7mm
前橋 114.5mm 13.2mm
熊谷 162.5mm 20.1mm
水戸 198.5mm 33.1mm
秩父 128.5mm 19.0mm
館野 180.0mm 34.6mm
東京 200.5mm 39.6mm
千葉 200.0mm 40.0mm
奈良 116.0mm 40.7mm

月間日照時間の少ない記録

日照時間 平年値
大船渡 103.0h 139.6h
新庄 21.2h 37.3h



平均気温の平年差の経過(5日移動平均)
11月
1月

資料提供:気象庁
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