強い台風21号は20:30ごろ神奈川・川崎市付近に上陸。
速いスピードで北上したためあまり勢力が衰えず、
上陸時の中心気圧は960hPaと強い勢力を保ったまま。
関東地方に上陸した台風としては1958年９月の台風21号、
同年22号（狩野川台風）の955hPaに次ぐ強さとなった。
18:00に静岡・石廊崎で最大瞬間風速E53.0m/sを観測。
21:11に東京でWNW33.2m/s、
21:20に千葉・銚子でS52.2m/sの突風。
夕方以降は伊豆諸島や関東の山間部で時間50ミリを超える激しい雨、
神奈川・箱根では18時までの１時間に80.5ミリ、
15〜20時の５時間に300ミリ近い雨を記録。
神奈川・横浜市ではビルの窓枠が倒れ巡回中の警備員１人が死亡。
千葉・旭市と佐原市では、
それぞれ切れた電線に触れた男性と女性が感電死。
藤沢市では女性が高波にさらわれ行方不明に。
21:40分ごろ茨城・潮来市で、
送電線用鉄塔８基（高さ約67メートル）が折れて倒れた。
潮来市や千葉・佐原市などで約19万8000世帯が、
最高で約６時間にわたって停電した。
東京・文京区で木造２階建ての洋菓子店が路上に倒壊、
乗用車のフロントガラスが割れた。
20:35には多摩川下流域に洪水警報も。
午後10時現在の建物被害は、床上浸水３棟、
床下浸水10棟、一部損壊６棟。
台風21号は夜遅く〜２日明け方にかけて東北地方を縦断し、
２日の午前６時頃に北海道苫小牧市付近に再上陸。
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最高気温 東京は日中いっぱい20℃前後で、
台風が近付いた夜に25℃を超す。
名古屋と大阪は平年差−４℃、
その他は平年並みの所が多くなった。
最低気温 西〜東日本は平年よりやや高め、
北日本は平年より５℃前後高かった。
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