低気圧が大平洋岸を東進、午前中は東海沖、
午後には関東沖に進み、夜〜17日には三陸沖を北上。
暖質空気が流れ込み東日本太平洋側、東北南部太平洋側で、
1時間に30ミリを超す激しい雨を観測した。
三重や愛知の強い雨は明け方まで、静岡は朝のうちまで、
関東は未明から雨が強まり、北部では昼前後まで強い雨。
朝には、東京23区にも「大雨洪水警報」。
東北南部大平洋側の強い雨は、昼前から昼過ぎまで。
03時:天竜(静岡)35ミリ、
熊(静岡)33ミリ(07時までの24時間に213ミリ)、
越木平(静岡)30ミリ(07時までの24時間に206ミリ)、
04時:天城山(静岡)30ミリ(12時まで24時間に234ミリ)
05時:吉原(静岡)33ミリ、天城山30ミリ、
06時:相模中央(神奈川)31ミリ
(15時までの24時間に146ミリ)、07時:吉原37ミリ、
練馬(東京)30ミリ(15時までの24時間に83ミリ)、
10時:玉川(福島)34ミリ、11時:北茨城(茨城)31ミリ
(18時までの24時間に189ミリ)、12時:北茨城31ミリ、
13時:広野(福島)32ミリ(日降水量185ミリ)、
また、小名浜(福島)でも日降水量が140ミリに達した。
北海道では湿った南東風が吹き付け、
大平洋側を中心に17日にかけて雨が続く。
16日の夕方頃には最大で1時間に20ミリ前後の雨。
目黒(日高)で日降水量207ミリ
(16日〜17日12時までに236ミリ)、
中臼杵(日高)でも16日〜17日12時までに230ミリ。
一方、西日本は東シナ海の高気圧に覆われ天気回復、
日本海側を中心に晴れ間も。近畿、瀬戸内、
九州北部にかけては真夏日地点も出現。
ただし、東シナ海では対流雲が活発化しつつある。
16日いっぱい九州南部の雨は時間5ミリ以下だが、
17日にかけては西日本に強い雨の範囲が拡大。
■日照不足に関する全般気象情報 第3号(15時発表)
5月からほぼ全国的に日照時間の少ない状況が続き、
今後も南西諸島では1週間程度、そのほかの地方では、
北〜東日本を中心に2週間程度、曇りや雨の日が多くなり、
日照時間も少ない見込み。農作物の管理等に注意が必要。
主な地点における6月1日〜15日までの日照時間(速報値)
日照時間(時間) 平年比(%)
・釧路 46.9 59
・仙台 45.4 59
・東京 35.9 50
・横浜 34.1 45
・名瀬 20.9 36
・那覇 7.4 10
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最高気温 東海、甲信、西日本太平洋側で、
平年を下回った所が多い。
長野21.9℃(平年差−4℃)
名古屋22.1℃(同−5℃)
大阪24.7℃(同−3℃)
高知24.0℃(同−3℃)
鹿児島24.4℃(同−3℃)
一方、新潟や東北日本海側、
北海道の内陸部では高めの気温。
新潟26.9℃(平年差+3℃)
秋田26.8℃(同+4℃)
旭川25.7℃(同+3℃)
最低気温 全国的に高めの気温。
秋田19.8℃(平年差+5℃)7月中
盛岡18.1℃(同+4℃)7月中
長野20.5℃(同+5℃)真夏並
松江20.6℃(同+3℃)7月上
高松21.4℃(同+3℃)7月上
高知21.6℃(同+3℃)7月上
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