前線は朝鮮半島、山陰、東海、関東にのびるが活動は不活発。
関東など梅雨明けの発表がない地域でも、晴れ間が多くなった。
東京で朝から晴れたのは15日以来11日ぶりのこと。
ただ、下層に暖湿流が流れ込んでいる西日本では、
昼前から山沿いを中心に対流雲が発達した。
15時:恩原(岡山)33ミリ、16時:倉木(大分)34ミリ、
17時:富(岡山)39ミリ、大朝(広島)33ミリ、
18時:鞍岳(熊本)95ミリ、鞍岡(宮崎)43ミリ、
■記録的短時間大雨情報(熊本県)
17:50、菊池市鞍岳で113ミリ。
19時:天子山(岡山)50ミリ、鞍岡40ミリ、
23時:玖珂(山口)38ミリ、24時:倉橋(広島)31ミリ。
日降水量は鞍岡130ミリ、鞍岳120ミリなど。
■梅雨明け「九州南部」「九州北部(山口含む)」「四国」
「九州南部」(平年比+13日、昨年比+11日)
5月26日〜7月25日までの降水量(カッコ内は同期間の平年値)
・鹿児島 951.0ミリ(742.2ミリ)平年比128%
・阿久根 1485.5ミリ(739.2ミリ)同201%
・枕崎 553.0ミリ(616.6ミリ)同89.7%
・種子島 670.0ミリ(642.0ミリ)同104%
・屋久島 1608.0ミリ(1043.0ミリ)同154%
・宮崎 1087.5ミリ(695.6ミリ)同156%
・延岡 636.0ミリ 欠測あり(620.3ミリ)
・都城 990.5ミリ(779.3ミリ)同127%
・油津 969.0ミリ(716.4ミリ)同135%
「九州北部」(平年比+8日、昨年比+9日)
6月8日〜7月25日までの降水量(カッコ内は同期間の平年値)
・下関 1025.0ミリ(481.8ミリ)平年比213%
・山口 922.0ミリ(529.0ミリ)同174%
・福岡 725.5ミリ(463.4ミリ)同157%
・飯塚 935.5ミリ(547.2ミリ)同171%
・大分 749.0ミリ(447.1ミリ)同168%
・佐賀 708.0ミリ(600.6ミリ)同118%
・長崎 849.5ミリ(574.7ミリ)同148%
・熊本 1426.5ミリ(708.1ミリ)同201%
「四国」(平年比+9日、昨年比+10日)
6月8日〜7月25日までの降水量(カッコ内は同期間の平年値)
・徳島 309.0ミリ(295.8ミリ)平年比104%
・高松 424.5ミリ(253.4ミリ)同168%
・多度津 430.5ミリ(254.3ミリ)同169%
・松山 556.0ミリ(347.7ミリ)同156%
・宇和島 698.0ミリ(420.5ミリ)同166%
・高知 779.5ミリ(544.8ミリ)同143%
・室戸岬 626.5ミリ(457.3ミリ)同137%
・宿毛 509.5ミリ(450.6ミリ)同113%
・清水 407.0ミリ(432.7ミリ)同94%
気象庁は、平成18年7月15日〜24日に発生した豪雨について、
「平成18年7月豪雨」と命名した。
長野県、富山県では15〜21日までの7日間の総雨量が、
多い所で600ミリを超え、長野県御嶽山で701ミリ、
富山県立山町で678ミリに達した。
また、九州では18〜24日までの7日間の総雨量が、
多い所で1200ミリを超え、宮崎県えびの市で1281ミリ、
鹿児島県紫尾山で1264ミリに達した。
この大雨により長野、鹿児島県を中心に九州、山陰、近畿、
および北陸地方なので土砂災害や浸水害が発生、
死者は長野県で9人、鹿児島県で5人。
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最高気温 関東内陸、東海〜西日本で厳しい暑さ。
多治見(岐阜)や佐久間(静岡)
などでは36℃を超えた。
岐阜35.3℃(平年差+3℃)
名古屋35.1℃(同+3℃)
大阪34.7℃(同+2℃)
高松34.0℃(同+2℃)
鹿児島33.8℃(同+2℃)
熊谷33.6℃、福岡33.5℃、広島33.4℃、
松山33.1℃、前橋32.9℃、千葉32.0℃、
東京31.7℃、長野31.1℃など。
東京の真夏日は16日以来10日ぶり。
最低気温 東〜北日本は平年を下回った。
旭川15.1℃(平年差−3℃)
札幌16.8℃(同−2℃)
青森17.7℃(同−2℃)
長野18.9℃(同−2℃)
新潟20.2℃(同−3℃)
金沢21.3℃(同−2℃)
西日本は南の地方ほど高めに。
高知26.2℃、鹿児島27.0℃、
那覇28.1℃は平年差+2℃。
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