03時:低気圧は紀伊半島沖(992hPa)、09時:東海沖(984hPa)、
台風16号が伊豆諸島近海で熱帯低気圧に(15時に不明瞭化)、
15時:低気圧は関東の南海上(982hPa)、
台風17号が日本の東で熱帯低気圧に(21時に不明瞭化)。
21時:低気圧は関東沖へ進む(980hPa)、
7日03時には房総半島の東へ(978hPa)。
台風から変わった熱帯低気圧が暖湿流を送り込み、
北側の冷気との間で低気圧が急激に発達した。
低気圧や前線の近傍で降水、関東〜東北太平洋側の
広範囲で時間15〜20ミリ。持続性が顕著なタイプの雨で、
東京は丸一日以上、雨が降り続いたことになる。
低気圧は降水域と強風の範囲が広く、
記録的な大雨と風、各地で秋の嵐に見舞われた。
日降水量は関東や福島の多い所で200〜250ミリ、
伊豆諸島では300ミリ近い大雨となった。
また、5〜7日までの3日間の総降水量は、
浪江(福島)371ミリ、広野(福島)371ミリ、
吾妻山(福島)355ミリ、原町(福島)327ミリ、
相馬(福島)324ミリ、雄勝(宮城)311ミリ、
天城山(静岡)305ミリ、浦山(埼玉)301ミリ、
大多喜(千葉)264ミリ、花園(茨城)262ミリ、
鹿嶋(茨城)239ミリ、銚子216ミリ、東京152ミリなど。
関東、東北地方は低気圧に吹き込む北よりの風が強く、
銚子でN37.4m/s、小名浜(福島)NNE32.7m/s、
東京でもNNW28.0m/sの突風を観測した。
成田空港は多数の欠航、目的地変更が相次ぎ、
23時までの目的地変更便は82便、過去最多を記録。
欠航は出発便で19便、着陸便で10便にのぼった。
午後1時45分頃、茨城県の鹿島灘でパナマ船籍の貨物船の
キャビンから出火。鎮火したものの、暴風で流されて
午後5時20分頃に神栖市の沖合約2キロで座礁。
また、午後10時頃、宮城県女川湾で16人乗り漁船が座礁。
同時刻の宮城県沖、波の高さは7メートルだった。
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最高気温 東北北部〜北海道は平年並。
山陰、東日本、東北で低め。
仙台15.7℃(平年差−5℃)11月上
横浜18.4℃(同−4℃)11月上
東京18.5℃(同−5℃)11月上
熊谷19.1℃(同−4℃)10月下
大島19.4℃(同−3℃)11月上
西日本は夏日の所が多い。
松山25.0℃、鹿児島28.9℃など。
大阪、広島、福岡は平年並。
最低気温 朝の気温は全国的に高い。
9月中〜下旬並の所がほとんと。
西日本では20℃以上の所も。
広島、高知は平年差+5℃、
福岡は平年差+4℃。
関東〜北日本も気温高め。
青森16.4℃(平年差+7℃)
盛岡13.8℃(同+5℃)
秋田15.6℃(同+4℃)
水戸18.8℃(同+5℃)
館山19.6℃(同+4℃)
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