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2002年1月

2002年1月の状況

◆エルニーニョ監視海域の1月の海面水温の基準値(1961〜1990の平均値)との差は-0.4℃。

◆太平洋赤道域の海面水温は、東経150度〜西経160度にかけて平年より0.5℃以上高く、特に東経175度〜西経170度には+1℃以上の正偏差がみられた。一方西経135度〜西経115度にかけてと西経95度付近で平年より0.5℃以上低かった。

◆南方振動指数は+0.2(暫定値)。(貿易風の強さの目安。正の値は貿易風が強いことを示す。


今後の見通し

太平洋赤道域の1月の海面水温は、日付変更線付近に+1℃以上の正偏差が現れたものの、東部では12月以降目立った変化はみられなかった。
しかし、海面から深度260mまでの平均水温では+1℃以上の正偏差域が1月末には西経120度まで東進したことから、東部海面水温偏差が今後負から正に転じることが予測される。
また、エルニーニョ予測モデルでも監視区域の海面水温が春の間に基準値より高い値へ変化すると予測していることから、今後の推移を注意深く監視する必要がある。





2002年1月の海面水温(上)と平年偏差(下)
(上)赤:28℃以上  (下)青:平年より低い





エルニーニョ監視海域の月平均海面水温の基準値との差(1978年1月〜)
緑線は5か月移動平均値
赤:エルニーニョ現象 青:ラニーニャ現象 発生期間

気象庁では、エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差の5か月移動平均値が
6か月以上続けて+0.5℃以上となった場合をエルニーニョ現象、
6か月以上続けて-0.5℃以下となった場合をラニーニャ現象としている。


2月

資料提供:気象庁
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