気象人トップ 気象ダイアリー 天候のまとめ トピックス 気象の本棚 暦と出来事 海況・エルニーニョ データベース 読者のページ

2003年1月

概況

上旬は冬型の気圧配置になりやすく、全国的に気温が低く経過した。中旬以降は低気圧が周期的に日本付近を通過し、通過後の冬型の気圧配置は長続きしなかったため天気は周期的に変化した。
中旬は比較的大陸の高気圧にゆるく覆われることが多く、ほぼ全国的に晴れの日が多かったが、下旬には低気圧が日本付近で発達し通過したため、曇りや雨、雪の日が多くなった。気温も中旬以降は短い周期で変化した。


平均気温

東日本から西日本で平年を下回り、特に甲信・中国・九州南部・南西諸島の一部などでは平年を1℃以上下回ったところがあった。
厳原(長崎県)、宇和島(愛媛県)、名護(沖縄県)で月平均気温の最低値を更新した。また、広島(広島県)では月平均気温の最低値のタイ記録を記録した。


降水量

北海道の太平洋側、本州の太平洋側を中心に広い範囲で平年を上回り、特に東北・関東・東海・紀伊半島などで平年の170%以上となった。さらに東北・東海の一部で平年の300%以上となったところがあった。一方、北海道のオホーツク海側、東北北部・北陸・中国の瀬戸内海側・九州の一部、南西諸島などで平年を下回り、特に北海道のオホーツク海側の一部、九州の一部、南西諸島などでは平年の70%以下となったところがあった。


日照時間

 北海道の一部、東北南部から東海、南西諸島などで平年を上回った。特に北海道の一部、南西諸島で平年の120%以上となったところがあった。名護(沖縄県)で月間日照時間の最大値を更新した。一方、北海道の日本海側の一部、東北北部、西日本の日本海側で平年を下回った。特に東北北部の日本海側では平年の60%以下となったところがあった。


積雪・降雪

降雪の深さは東北、甲信、東海の一部などで多かった。最深積雪は東北、関東・甲信、東海の一部、山陽、四国、九州などで多かった。広島(広島県)で降雪の深さ月合計値の最大値のタイ記録となった。また、津(三重県)で月最深積雪の最大値のタイ記録となった。



記録を更新した地点
月平均気温の低い記録

平均気温 平年差
広島 4.2℃ -1.1℃
厳原 4.9℃ -0.6℃
宇和島 6.0℃ -0.7℃
名護 14.8℃ -1.5℃
日照時間の多い記録

日照時間 平年値
名護 126.1h 95.3h


降雪の深さ月合計 多い記録

月合計 平年値
広島 10cm 5cm
最深積雪の大きい記録

最深積雪 平年値
10cm 1cm


黄色:平年より高い(多い) 青:平年より低い(少ない)


平均気温の平年差の経過(5日移動平均)
12月
2月

資料提供:気象庁
気象人トップ 気象ダイアリー 天候のまとめ トピックス 気象の本棚 暦と出来事 海況・エルニーニョ データベース 読者のページ
Copyright(C) weathermap 2025 All rights reserved ウェザーマップホームページ≫