上旬は低気圧や台風第5号の影響で雨となる日があったが、その他の日は高気圧に覆われて晴れた。 9 日頃から12 日頃にかけて九州から東北地方まで梅雨入りした後は、梅雨前線が日本の南岸に停滞し、西日本中心に曇りや雨の日が多くなった。19 〜20 日には台風第6 号により西日本・南西諸島の各地で暴風や大雨となった。一方、北海道では月を通して高気圧に覆われて晴れる日が多かった。21 日頃に沖縄地方、27 日頃に奄美地方が梅雨明けとなった。また、南風が入りやすく、北日本を中心に気温が高めの日が多かった。
南西諸島、東北北部の太平洋側、九州南部の太平洋側で平年を下回ったほかは全国で平年を上回った。特に北海道のオホーツク海側、東北南部、関東甲信の一部、山陰の一部では平年を1.0 ℃以上上回ったところがあった。金沢(石川県)、大島(東京都)の2 地点で6 月の平均気温の最高値を更新した。
北海道・東北の一部、東日本、九州南部を除く西日本で平年を下回った。特に関東の一部では平年の40 %以下のところがあった。千葉、銚子、館山(以上千葉県)、大島(東京都)の4 地点で6 月の月降水量の最小値を更新した。特に、千葉では38.0mm (平年比27 %)の降水量しか観測されなかった。一方、北日本の一部と九州南部、南西諸島の一部で平年を上回った。北海道の東部では平年の200 %以上の降水となったところがあった。
北海道と南西諸島の一部で平年を上回ったほかは、全国で平年を下回った。西日本の一部では平年の80 %以下となったところがあった。