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2005年2月

概況

日本付近を低気圧が短い周期で通過し、ほぼ全国的に曇りや雪または雨の日が多くなり、降水量は北・東日本太平洋側を除き多く、日照時間は全国的に少なかった。
また、1月に引き続き気温の変動が大きく、低気圧通過後の強い寒気の影響で、月初めには東・西日本日本海側を中心に、中旬以降は北・東日本日本海側を中心に大雪となる日があり、月降雪量は北日本日本海側を中心に多かった。

気温は、寒気の影響が大きかった北日本で低温となったものの、東・西日本は平年並で、南西諸島は高温となった。



黄色:平年より高い(多い) 青:平年より低い(少ない)

平均気温

東日本と西日本では平年並だったが、北日本では低かった。また、南西諸島では高く、平年を1℃以上上回ったところがあった。相川(新潟県)では2 月の平均気温の最低値を更新した。


降水量

北・東日本の太平洋側は平年並だったが、そのほかの地域では多かった。特に九州地方南部では平年の170%以上となったところがあった。白河(福島県)、都城(宮崎県)、宇和島(愛媛県)では2 月の月降水量の最大値を更新した。


日照時間

 全国的に少なく、特に北・東・西日本の日本海側と南西諸島ではかなり少なかった。東北地方の日本海側では平年の40%以下になったところがあり、秋田、輪島(石川県)、沖永良部(鹿児島県)など8 地点で2 月の月間日照時間の最小値を更新した。


積雪・降雪

降雪の深さ(月合計)および最深積雪ともに北日本日本海側を中心に多かった。宇和島(愛媛県)では、2 月の降雪の深さ月合計の最大値を更新し、尾鷲(三重県)では降雪の深さ月合計と最深積雪の最大値を更新した。




記録を更新した地点
月平均気温の低い記録

平均気温 平年差
相川 2.6℃ -0.8℃
月降水量の多い記録

降水量 平年値
白河 53.5mm 41.4mm
都城 257.0mm 94.5mm
宇和島 117.5mm 72.5mm

日照時間の少ない記録

日照時間 平年値
江差 27.7h 59.8h
新庄 24.4h 56.3h
秋田 24.4h 65.6h
酒田 23.3h 60.0h
輪島 27.3h 59.7h
相川 30.9h 71.3h
大島 106.9h 136.6h
冲永良部 33.8h 81.6h


降雪の深さ月合計 多い記録

月合計 平年値
尾鷲 8cm 0cm
宇和島 13cm 5cm

最深積雪の大きい記録

最深積雪 平年値
尾鷲 5cm 0cm



平均気温の平年差の経過(5日移動平均)
1月
3月

資料提供:気象庁
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