◆エルニーニョ監視海域の1月の海面水温の基準値(1961〜1990年の平均値)との差は+0.8℃。
◆1月の太平洋赤道域の海面水温は日付変更線付近から西経95度にかけて平年より0.5℃以上高く、、東経175 度から西経125 度および西経90 度付近では+1℃以上の正偏差が見られた。
◆南方振動指数は-0.1。(貿易風の強さの目安。正の値は貿易風が強いことを示す。)
◆太平洋の赤道に沿った表層(海面から深度数百m までの領域)水温は、西経135 度の深度100m から西経90 度の深度40m にかけて平年より2℃ 以上高かった。一方、西経160 度以西の深度80m から175m では−2℃ 以下の負偏差が見られた(図3)。太平洋の赤道に沿った海面から深度260m までの平均水温平年偏差の経度− 時間断面図では、12 月半ばに西経175 度以東に分布していた+1℃ 以上の正偏差域が1 月半ばに南米沖まで東進し、その後1 月末に
は+1℃ 以上の正偏差域は見られなくなった。一方、1 月初めに西経175 度以西見られた負偏差域は、1 月末には西経170 度付近を除く西経130 度以西に拡がった。
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