低気圧が北日本を周期的に通過し、北日本では曇りや雨の日が多かった。また、上・中旬は南風が吹き込み気温が高く経過したが、下旬には後半を中心に強い冬型の気圧配置が現れ気温が低下し北日本の平野部でも降雪があった。 東日本、西日本では天気は周期的に変化し、中旬を中心に気温の高い日が多かったが、下旬は冬型の気圧配置となって西日本を中心に気温が低く経過した。 また、北日本、東日本では低気圧や台風第21 号の影響で多雨となった。 南西諸島では平年に比べ南下した前線の影響を受けやすかったため、気温の低い日が多く、多雨となった。
全国で平年との差が小さく、月平均気温は平年値に比べ±1 ℃以内の範囲内となった。
北日本、東日本、南西諸島で平年を上回ったところが多かった。特に北海道の太平洋側、東北の太平洋側、東北南部、関東北部、北陸、九州北部、南西諸島の一部では平年の170%以上となったところがあった。新庄(山形県)、若松(福島県)、金沢(石川県)で月降水量の最大値を更新した。 西日本で平年を下回ったところが多かった。特に中国、四国の一部では平年の40%未満となったところがあった。高松(香川県)で月降水量の最小値を更新した。
東日本の太平洋側、西日本の太平洋側で平年を上回ったところが多かった。特に関東、甲信、東海では平年の120%以上となったところがあった。北日本、南西諸島では平年を下回ったところが多く、北海道、東北北部の一部では平年の80%未満となったところがあった。