短い周期で低気圧や気圧の谷が日本付近を通過し、発達した低気圧や寒気の影響で東・西日本の日本海側や北日本では暴風や大雪の大荒れの天気となる日があった。東・西日本の太平洋側では低気圧の影響は小さく、降水量が平年を大きく下回るところがあった。また、前半は気温の高いところが多かったものの、中旬後半から下旬前半にかけては強い寒気が東日本以西に入り、気温の低い日が続いた。
北日本で平年を上回り、東日本の一部で平年を上回ったところがあった。特に北海道、東北北部では平年を1 ℃以上上回ったところがあった。一方、西日本、南西諸島では平年を下回ったところが多かった。宇和島(愛媛県)では、月平均 気温の最低値を記録した。
東日本、西日本、南西諸島で平年を下回った。大島(東京都)、広島(広島県)、岡山(岡山県)、姫路(兵庫県)、厳原(長崎県)の5 地点で1 月の月降水量の最小値を記録した。また、前橋(群馬県)では1 月の月降水量が0mm であり、これまでの記録とタイ記録となった。前橋で、1 月の月降水量が0mm となったのは、1982 年、1976 年、1942 年であり今年で4 回目である。一方、北日本で平年を上回ったところがあった。紋別(北海道)で、月降水量の最大値を記録した。
北海道のオホーツク海側と太平洋側、東北の一部、南西諸島で平年を下回ったほかは平年を上回り、平年の120%を超えたところもあった。四日市(三重県)、鳥取(鳥取県)で、1 月の月間日照時間の最大値を記録した。
降雪の深さ合計・最深積雪ともに北海道の東部、東北の一部で平年を上回るところがあったほかは平年並だった。