上旬は東日本から南西諸島にかけて寒気が入りやすく、特に西日本と南西諸島は後半に気温が平年を大きく下回った。しかし、中旬に入ると寒気の南下は弱まり全国的に高温で経過するようになった。また、14 日には日本海を低気圧が発達しながら通過して強い南風が吹いたため各地から春一番の便りが届いた。下旬は天気は概ね数日の周期で変わり、引き続き高温で経過した。
全国で平年を上回った。特に、北日本、東日本、西日本の一部では平年を2 ℃以上上回ったところがあった。東京(東京都)、横浜(神奈川県)、金沢(石川県)で、2 月の月平均気温の最高値を更新した。
北日本と東日本の日本海側で平年を上回った。苫小牧(北海道)、富山(富山県)、金沢(石川県)では月降水量の最大値を更新した。そのほかの地域では、平年を下回ったところが多く、特に関東、九州南部では、平年の40%未満のところがあった。枕崎(鹿児島県)で月降水量の最小値を更新した。
北日本で平年を下回ったほかは、平年を上回ったところが多かった。関東甲信、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州、南西諸島では、平年の120%以上となったところがあった。京都(京都府)をはじめ38 地点で日照時間の最大値を記録し、1 地点でタイ記録となった。
降雪の深さ合計、最深積雪ともに北海道の一部で平年を上回るところがあった。網走(北海道)で2 月の最深積雪の最大値を更新した。その他の地域では平年並か平年を下回った。