低気圧が日本海や沿海州を通過することが多く、日本の南岸を通過することが少なかった。このため、北日本を除き移動性高気圧に覆われて晴れて暖かい日が多く、東・西日本では月平均気温が高く、日照時間はかなり多くなった。 一方、北日本では一時的に寒気の影響を受け、下旬に雪が降ったところもあった。
北日本を除いて平年を上回ったところが多く、東・西日本では平年を1℃以上上回ったところが多かった。特に関東では、平年を2℃以上上回ったところがあり、東京(東京都)、横浜(神奈川県)、千葉(千葉県)では4 月の月平均気温の最高値を更新し、熊谷(埼玉県)ではタイ記録となった。
東北を中心に平年を上回ったところがあったが、そのほかの多くの地域では平年を下回った。特に、北海道の一部、東日本から南西諸島にかけての一部では平年の40%以下となり、大島(東京都)、津(三重県)、種子島(鹿児島県)では4 月の月降水量の最小値を更新した。
北日本の一部を除いて平年を上回った。特に、東・西日本では平年の120%以上のところが多く、尾鷲(三重県)をはじめ、関東から九州にかけての34 地点で4 月の月間日照時間の最大値を更新した。
降雪の深さ、最深積雪ともに北日本で平年を上回った。