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2004年8月

概況

前半は太平洋高気圧の北への張り出しが平年に比べ強く、台風の影響を受けた西日本太平洋側を除き晴れて気温の高い日が多かった。中頃からは北日本や東日本では次第に寒気の影響を受け気温が平年を下回るようになり、北日本では中旬と下旬に、東日本では下旬に低温となった。旬平均気温で低温となったのは北日本では4 月下旬以来、東日本は3 月上旬以来であった。

下旬には台風の影響で西日本と南西諸島を中心に暴風雨となった他、南からの暖かい湿った空気や上空の寒気の影響で局地的に大雨があった。

台風は、8 個発生し(平年5.5 個)、平年より多い6 個(第10,11,13,15,16,17 号)が日本に 接近し(平年3.4 個)、そのうち3 個(第11,15,16 号)が上陸した(平年0.9 個)。8 月に台風 が3 個上陸したのは1992 年以来で、統計開始した1951 年以降で1962 年の4 個につぐ第2位タイとなった。



黄色:平年より高い(多い) 青:平年より低い(少ない)

平均気温

北日本から東日本にかけては、平年をやや下回ったところがあったが、西日本では平年を上回ったところが多く、九州地方の一部では平年を1℃以上上回った。


降水量

西日本では平年を上回ったところが多かった。そのほかの地方では平年を下回り、平年の40%以下となったところがあった。四国地方の一部では平年の300%以上となり、多度津(香川県)、宇和島(愛媛県)、宿毛(高知県)では月降水量の最大値を更新した。一方、白河(福島県)では8 月の月降水量の最小値を更新した。


日照時間

北海道から関東甲信、北陸地方にかけては平年を上回り、それより西の地方では平年を下回った。北海道では平年の120%以上となったところがあった。一方、東海地方から南西諸島にかけては、平年の80%以下となったところがあった。



記録を更新した地点

月降水量の多い記録

降水量 平年値
多度津 349.0mm 85.1mm
宇和島 588.5mm 186.0mm
宿毛 693.0mm 257.3mm

月降水量の少ない記録

降水量 平年値
白河 104.5mm 228.2mm




平均気温の平年差の経過(5日移動平均)
7月
9月

資料提供:気象庁
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