気象人トップ 気象ダイアリー 天候のまとめ トピックス 気象の本棚 暦と出来事 海況・エルニーニョ データベース 読者のページ

2004年9月

概況

上旬と下旬を中心に前線や台風の影響を受けたため、ほぼ全国的に曇りや雨の日が多かった。
一方、太平洋高気圧が平年に比べ北に位置したことにより寒気の南下は少なく、南西諸島を除き高温となり残暑が厳しかった。

上旬は台風第18 号が沖縄本島付近を通過、長崎県に上陸した後、日本海を北上したため、西日本や南西諸島を中心に大雨となり、各地で記録的な暴風となった。

下旬末には台風第21号が南西諸島に接近後、鹿児島県に上陸し、西日本、東日本、北日本を縦断するコースを通ったため、各地で大雨や暴風となった。



黄色:平年より高い(多い) 青:平年より低い(少ない)

平均気温

ほぼ全国的に平年を上回り、北海道オホーツク海側と東北地方の日本海側から九州地方にかけての広い範囲で平年を1℃以上上回った。9 月の真夏日(日最高気温30℃以上)の日数は、東日本と西日本で平年を上回ったところが多く、8 月までの真夏日の日数と合わせて、東京、大阪、熊本など12 地点で年間の真夏日の日数の最大値を更新し、5 地点で1 位タイとなった。


降水量

東北地方北部と東海地方から南西諸島にかけては平年を上回り、平年の170%以上となったところがあった。厳原(長崎県)では9 月の月降水量の最大値を更新した。一方、北海道と東北地方南部から東日本にかけては平年を下回ったところが多く、白河(福島県)では月降水量の最小値を更新した。


日照時間

北日本の一部と西日本では平年を下回った。中国、九州地方では平年の80%以下となったところが多く、浜田(島根県)、山口(山口県)、厳原(長崎県)、延岡(宮崎県)、人吉(熊本県)では9 月の月間日照時間の最小値を更新した。一方、関東地方では、平年の120%以上となったところがあった。



記録を更新した地点

月降水量の多い記録

降水量 平年値
厳原 362.0mm 219.1mm

月降水量の少ない記録

降水量 平年値
白河 143.5mm 215.9mm

日照時間の少ない記録

日照時間 平年値
浜田 94.5h 159.1h
山口 86.9h 156.6h
厳原 64.1h 148.5h
延岡 94.0h 157.6h
人吉 94.4h 149.0h



平均気温の平年差の経過(5日移動平均)
8月
10月

資料提供:気象庁
気象人トップ 気象ダイアリー 天候のまとめ トピックス 気象の本棚 暦と出来事 海況・エルニーニョ データベース 読者のページ
Copyright(C) weathermap 2025 All rights reserved ウェザーマップホームページ≫