気象人トップ 気象ダイアリー 天候のまとめ トピックス 気象の本棚 暦と出来事 海況・エルニーニョ データベース 読者のページ

2008年4月

概況

北日本は、日本海側を中心に高気圧におおわれ晴れの日が多く、寒気の南下もほとんどなかったため、顕著な高温・少雨となった。北日本日本海側の月降水量は4月としては1946年以降最も少なかった
東・西日本では、月半ばを中心に本州の南岸沿いを低気圧が頻繁に通過したため曇りや雨の日が多かった。その後は高気圧におおわれて晴れる日が多かった。東日本太平洋側では、関東付近で発達した低気圧や動きの遅い低気圧の影響により顕著な多雨となり、月降水量が4月としては1946年以降第2位の多い記録となった
沖縄・奄美は低気圧や前線の影響で曇りや雨の日が多かった。



黄色:平年より高い(多い) 青:平年より低い(少ない)

平均気温

月平均気温は、北日本でかなり高く、東日本と西日本で高かった。北日本の一部では平年を2℃以上上回った。沖縄・奄美では平年並だった。


降水量

月降水量は、東日本太平洋側でかなり多かった。関東甲信地方では平年の170%以上となったところがあり、軽井沢(長野県)、秩父(埼玉県)、東京、館山(千葉県)では、4月の月降水量の最大値を更新した
一方、北日本日本海側ではかなり少なく、北日本太平洋側、東日本日本海側、沖縄・奄美では少なかった。北海道の一部では平年の10%未満となったところがあり、北見枝幸、雄武、小樽、札幌、岩見沢、紋別(以上、北海道)では、4月の月降水量の最小値を更新した。西日本では平年並だった。


日照時間

月間日照時間は、北日本太平洋側と沖縄・奄美で少なかった。
一方、西日本太平洋側では多く、北日本日本海側、東日本、西日本日本海側では平年並だった。




記録を更新した地点
月降水量の多い記録

降水量 平年値
軽井沢 185.5mm 84.0mm
秩父 313.0mm 88.9mm
東京 240.0mm 130.3mm
館山 245.5mm 154.5mm

月降水量の少ない記録

降水量 平年値
北見枝幸 1.5mm 66.5mm
雄武 4.0mm 50.3mm
小樽 14.5mm 61.7mm
札幌 6.0mm 60.9mm
岩見沢 12.0mm 58.0mm
紋別 6.0mm 49.8mm




平均気温の平年差の経過(5日移動平均)
3月
5月

資料提供:気象庁
気象人トップ 気象ダイアリー 天候のまとめ トピックス 気象の本棚 暦と出来事 海況・エルニーニョ データベース 読者のページ
Copyright(C) weathermap 2025 All rights reserved ウェザーマップホームページ≫