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2004年3月3日更新
【2003/2004年の冬(12〜2月)の特徴】

低気圧が北日本を通ることが多かったが、低気圧通過後の冬型は長続きせず、またアリューシャン低気圧は冬を通じて弱かった。このため北日本への寒気の南下は弱く、北日本では気温がほぼ冬を通じて高く経過した。一方、東・西日本、南西諸島では12月中旬と1 月下旬から2 月上旬に冬型の気圧配置や寒気を伴った大陸の高気圧が張り出したことなどから低温の時期があり、特に西日本や南西諸島では寒暖の変動が大きかった。
天気は、北日本では頻繁な低気圧通過や通過後の冬型の気圧配置で平年に比べ曇りや雪または雨の日が多かったが、東・西日本、南西諸島では南岸を通る低気圧が発達せず、また大陸の高気圧に緩く覆われることも多かったことから、太平洋側を中心に平年に比べ晴れの日が多く、また降水量は少なかった。
降雪量は北海道日本海側で平年並、オホーツク海側で多かったが、東北日本海側以西の日本海側の降雪量は少なかった。


平均気温

北日本、東日本、西日本で平年を上回った。北日本と東日本の一部では平年を1 ℃以上上回り、特に北海道と東北北部では平年を1.5 ℃から2 ℃上回ったところがあった。熊谷(埼玉県)、横浜(神奈川県)、千葉(千葉県)で3 か月平均気温の最高値となったほか、八戸(青森県)、東京(東京都)でタイ記録となった。


降水量

北日本と東日本の日本海側で平年を上回った。特に北海道のオホーツク海側、太平洋側では平年の170 %を超えたところがあった。一方、関東以西で平年を下回り、一部では平年の60%以下となったところがあった。萩(山口県)で3 か月降水量の最小値を記録した。


日照時間

東日本以西で平年を上回った。西日本では平年の120%を超えたところもあり、横浜(神奈川県)、大阪(大阪府)、鳥取(鳥取県)など15 地点で3 か月日照時間の最大値を記録した。一方、北日本では平年を下回った。


積雪・降雪

北海道で降雪の深さ・最深積雪ともに平年を上回ったところがあった。紋別(北海道)では、降雪の深さの合計の最大値を記録した。また、網走(北海道)では最深積雪を更新した。一方、東北、北陸、山陰では平年を下回ったところが多かった。



記録を更新した地点
平均気温の高い記録

平均気温 平年差
八戸 1.6℃ +1.7℃
熊谷 6.0℃ +1.4℃
東京 8.0℃ +1.3℃
横浜 4.8℃ +1.3℃
千葉 7.7℃ +1.4℃
降水量の少ない記録

降水量 平年値
95.0mm 252.9mm

日照時間の多い記録

日照時間 平年値
横浜 625.8h 509.6h
上野 441.4h 367.9h
尾鷲 593.0h 522.2h
四日市 529.0h 461.5h
大阪 506.6h 420.9h
洲本 511.9h 428.7h
岡山 535.8h 443.4h
鳥取 310.7h 233.7h
浜田 300.6h 221.6h
徳島 568.2h 463.4h
清水 621.9h 531.7h
大分 562.6h 439.4h
延岡 664.6h 549.2h
宮崎 641.6h 536.5h
沖永良部 350.2h 266.5h
降雪の深さの合計 多い記録

合計 平年値
紋別 291cm 192cm




黄色:平年より高い(多い) 青:平年より低い(少ない)



平均気温の平年差の経過(5日移動平均)



      主な地点における冬(2003年12 〜2004年2月)の降雪の深さの合計と最深積雪

降雪の深さ合計 最深積雪
地点 降雪の深さ 平年値 最深積雪 起日 平年値
旭川 492 cm 451 cm 111 cm 2/28 92 cm
釧路 91 cm 91 cm 31 cm 2/23 36 cm
札幌 354 cm 398 cm 95 cm 2/23 100 cm
青森 426 cm 660 cm 79 cm 2/9 113 cm
秋田 134 cm 227 cm 28 cm 1/30 41 cm
山形 270 cm 261 cm 70 cm 2/7 50 cm
盛岡 151 cm 157 cm 44 cm 2/2 35 cm
仙台 31 cm 56 cm 11 cm 1/23 17 cm
福島 96 cm 106 cm 22 cm 1/15 25 cm




降雪の深さ合計 最深積雪
地点 降雪の深さ 平年値 最深積雪 起日 平年値
新潟 93 cm 152 cm 22 cm 1/27 38 cm
長野 180 cm 147 cm 38 cm 12/21 29 cm
富山 283 cm 332 cm 70 cm 2/8 69 cm
金沢 141 cm 226 cm 49 cm 1/22 51 cm
福井 174 cm 222 cm 55 cm 2/8 60 cm
岐阜 29 cm 40 cm 17 cm 12/20 15 cm
鳥取 71 cm 183 cm 19 cm 1/15 48 cm
松江 56 cm 85 cm 22 cm 1/25 23 cm



【大気の流れの特徴】 500hpa天気図
3か月平均した500hPa高度場では、ユーラシア大陸全体が広く正偏差で、特に西シベリアから極東にかけての高緯度側に明瞭な正偏差がある。

北日本はこの大陸側の正偏差領域に入り、東・西日本は日本の東海上から伸びる負偏差領域に入った。このため日本の冬平均気温は北暖西並型となった。




2003年12〜2004年2月の500hpa高度と偏差
等値線間隔は高度(実線):60m 偏差(破線):30m
赤:正偏差域 青:負偏差域

資料提供:気象庁

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