気温の上昇とともに、これから花粉症に悩まされるシーズンである。発症したことのない人でも、ある日突然にかかるかもしれない。
すぐできる簡単な対策を、億劫がらずに実行してみよう。
「花粉が体内に入らないようにすること。入ってもアレルギー症状にならないような体を作ること」この2つが対策の基本である。
花粉症は自然に治ることはなく、特効薬もない。
■毎日のセルフケア
1.花粉をブロックする。
花粉が多く飛散するのは,晴れて気温が高く湿度の低くなる午後。日中の
窓を開ける時間は短く、洗濯物や布団干しは午前中の短時間にすませる。
2.吸い込まない、持ち込まない
外出にはマスク、めがねを。 戻ったら花粉を払う。ペットの背中も。
3.禁酒・禁煙・運動
鼻の粘膜の保護、鼻づまり予防、自律神経の乱れを防ぐために。
4.寝不足・過労を避ける。
5.食べもの
ポリフェノールの多いもの※ や、緑黄色野菜をとる。
抗アレルギー、抗酸化作用に効果的といわれる。
※ぶどう、りんご、イチゴ、バナナ、柿、そば、チョコレート、緑茶
■家庭でのセルフケア(鼻水、鼻づまり、目のかゆみに)
鼻洗い:食塩水をペットボトルに入れて、「アー」と声を出しながら、鼻の中に注ぐ。はじめ痛みを感じるときは薄めて。
※食塩水:500ミリリットルのぬるま湯に食塩小さじ1杯
鼻スチーム:風呂に入り湯船の湯気を吸い込む。温かいタオルをあててもよい。
目を冷やす:目が充血したり、かゆいときは、タオルを冷水でぬらして絞りまぶたの上に数分間当てる