気象予報士であるからには、この先の天気変化に関心が高いことは言うまでもない。しかし、それと同じような割合で、「気象観測」に興味を持っている人も多いと思う。
そういう私も、昔はよく観測を行っていた。とはいっても、お菓子の空き缶で雨量を測ったり、ごく普通の温度計で気温を調べたり、物差しで積雪を測っていたクチだ。ただ、こんな簡単なものでも、前日との相違点や変化などが分かり、天が残した証拠に触れたような気分になったものである。
それから20年あまり。アメダスだけでなく、世界中の観測データが手に入る時代になった。これはたいへん有り難いことだが、やっぱり自分の住む場所のリアルタイムデータが欲しい・・。気温が急変化するとき、短時間強雨の際は特に・・。
と思っていたら、ウェブで詳細な気象観測データを掲載しているページを見つけた。測器を扱う会社で、自社の屋上で観測も行っているようである。住所を見て驚いた。今度引っ越す予定の所から、300メートルしか離れていないではないか!ああ、感謝。