いよいよ熱中症のシーズン。乳幼児は体温の調節が不十分なので、まず大人が気をつけましょう。
「車の中に30分。ぐったりしてものを言わない」 「屋外で気分が悪くなった」 「外から帰って急に頭が痛い」などは熱中症のありふれた症状である。
記録的な猛暑だった一昨年6〜9月、全国で489人の乳幼児が熱中症で搬送。
多くは軽症ですんだが、危険なケースもあった。
注意する症状をいくつか拾ってみよう。
【乳幼児の脱水症状】
子供は汗腺が未成熟、特に乳幼児は急に気温が上がると大量に汗をかき脱水症状になる。
・日光の照り返し。地上0.5メートルの気温は、1.5メートルとくらべて、3度くらい高くなることもある。
・真夏の車の中。子供を残して離れるのは、ほんの数分間でも危険。
・子供がたくさん汗をかいたあと、頭が痛い、体がだるいなどとぐずったときは熱中症を疑う。オムツをしている子が、おしっこが出なくなるのも要注意。
【手当】
・木陰やクーラーのある涼しい場所に移し、水分を与える。
・首のうしろ、足の付け根を冷やし、うちわで扇ぐ。
・意識がぼんやりして反応が鈍いとき、痙攣を起こしたときは、ためらわず救急車を
気象情報に注意して、真夏日や急に気温が上がる日は特に注意しよう。
さあ、お母さん達、これからいそがしい!