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さくら2005
2005年6月21日更新
【2005年のさくらの開花・満開日】
ソメイヨシノは3月28日に宇和島、宮崎で開花、3月31日に東京で開花。その 後、5月23日の稚内（エゾヤマザクラ）まで約2カ月間にわたり観測された。平年より開花が早まったのは松本や宮古などわずか5カ所で、九州や北海道を中心に開花の遅れた地点が目立つ。鹿児島と長崎は開花最晩タイ記録、留萌では満開最晩記録となった。また、開花最終地点は、14年ぶりに稚内となった（例年は釧路や根室のことが多い）。
　　　　→昨年の開花・満開日は 「さくら2004」 へ



さくらの開花・満開日の観測はソメイヨシノを観測対象とし、各気象台が定めた標準木で行っている。 ソメイヨシノが分布していない北海道地方では一部を除きエゾヤマザクラ、チシマザクラを対象としている。 「開花」とは花が数輪以上開いた状態のことで、「満開」とは約80％の花が開花した状態のことである。


北海道
官署 開花日 平年差 満開日 平年差
稚内* 5/23
 +7 5/28 +9
旭川* 5/14
 +7 5/17 +8
留萌* 5/20
 +9 5/23 +9
札幌 5/10
 +5 5/16 +8
岩見沢* 5/11
 +7 5/13 +6
倶知安 5/14
 -- 5/20 --
紋別* 5/21
 +9 5/26 +11
網走* 5/21
 +8 5/25 +10
根室@ 5/21
 +1 5/29 +4
釧路* 5/22
 +4 5/26 +4
帯広* 5/4
 -3 5/10 +1
室蘭 5/10
 +2 5/20 +8
浦河* 5/16
 +5 5/20 +6
函館 5/1
 -2 5/5 -2
江差 5/3
 0 5/12 +5

東北
官署 開花日 平年差 満開日 平年差
青森 4/29
 +3 5/2 +1
八戸 4/27
 +3 4/29 +1
秋田 4/24
 +5 4/28 +4
盛岡 4/23
 0 4/27 0
宮古 4/18
 -2 4/24 -1
仙台 4/14
 +2 4/17 -1
酒田 4/19
 +3 4/25 +5
山形 4/19
 +2 4/23 +2
福島 4/11
 0 4/16 +1
小名浜 4/10
 +2 4/16 +2

北陸
官署 開花日 平年差 満開日 平年差
相川 4/16
 +3 4/22 +3
新潟 4/14
 +3 4/20 +4
高田 4/10
 0 4/14 0
富山 4/8
 0 4/12 0
輪島 4/10
 -1 4/15 0
金沢 4/7
 +1 4/11 0
福井 4/7
 +2 4/12 +2
敦賀 4/6
 +2 4/10 +1
関東・甲信
官署 開花日 平年差 満開日 平年差
水戸 4/6
 +2 4/9 -1
宇都宮 4/6
 +3 4/9 -1
前橋 4/6
 +5 4/8 0
熊谷 4/4
 +4 4/8 0
東京 3/31
 +3 4/6 +1
銚子 4/7
 +6 4/10 +1
館山 4/3
 +3 4/8 +1
横浜 4/2
 +5 4/7 +2
大島 3/29
 -1 4/7 +1
三宅島 --
 -- -- --
八丈島 4/8
 +6 4/18 +8
長野 4/14
 0 4/19 0
松本 4/9
 -3 4/14 -3
飯田 4/9
 +3 4/12 +1
甲府 3/31
 +2 4/7 +3

東海
官署 開花日 平年差 満開日 平年差
静岡 3/29
 +1 4/7 +2
浜松 4/2
 +5 4/8 +3
名古屋 3/31
 +3 4/8 +3
高山 4/17
 +1 4/19 -2
岐阜 4/2
 +4 4/8 +3
津 4/3
 +2 4/8 +1
尾鷲 4/2
 +5 4/8 +4

近畿
官署 開花日 平年差 満開日 平年差
彦根 4/6
 +2 4/10 0
舞鶴 4/7
 +3 4/10 +1
京都 4/2
 +2 4/8 +1
大阪 4/3
 +4 4/8 +2
豊岡 4/7
 +2 4/9 0
神戸 4/3
 +4 4/9 +3
洲本 --
 -- -- --
奈良 4/2
 +1 4/7 +1
和歌山 3/29
 +1 4/7 +3
潮岬 4/1
 +4 4/8 +2

中国
官署 開花日 平年差 満開日 平年差
岡山 4/3
 +3 4/9 +2
広島 4/3
 +5 4/9 +4
西郷 4/7
 +2 4/12 +1
松江 4/5
 +2 4/8 -1
浜田 4/1
 +2 4/7 +1
米子 4/4
 +1 4/8 0
鳥取 4/5
 +3 4/8 0
下関 3/31
 +2 4/8 +1

四国
官署 開花日 平年差 満開日 平年差
徳島 3/31
 +2 4/6 0
高松 4/1
 +2 4/6 0
松山 4/1
 +4 4/7 +2
宇和島 3/28
 +3 4/5 +2
高知 3/31
 +8 4/6 +5

九州
官署 開花日 平年差 満開日 平年差
福岡 3/29
 +3 4/6 +3
大分 3/31
 +4 4/8 +3
厳原 4/1
 +4 4/7 +3
長崎 4/1
 +7 4/8 +5
福江 3/31
 +3 4/8 +4
佐賀 3/31
 +5 4/7 +4
熊本 4/1
 +8 4/8 +6
宮崎 3/28
 +3 4/5 +2
鹿児島 4/3
 +8 4/9 +6
種子島 3/31
 +4 4/9 +5
2005年のサクラの開花・満開日
・官署名に付した「*」はエゾヤマザクラ、「@」はチシマザクラを観測対象としている。印のないものは全てソメイヨシノを観測。
・開花日に付した、満開日に付したは、開花（満開）の遅い順位の第１位（タイを含む）を記録したことを示す。
・開花（満開）日欄の「--」は、観測値がないことを示す。
・平年差の数値に付した「−」は平年より早い、「＋」は平年より遅いことを示す。平年差欄の「--」は平年値がないことを示す。

さくらの開花・満開日の平年差階級区分
さくらの開花を平年値（1971年〜2000年の30年間の累年平均値）と比べる場合、「平年並」は平年値との差が２日以内、「早い」とは平年値より３日以上早く、「かなり早い」は７日以上早いことを示す。
階級 平年との比較
かなり早い ７日以上早い
早い 平年値より３日以上早い
平年並み 平年値との差が２日以内
遅い 平年値より３日以上遅い
かなり遅い ７日以上遅い


【気温の経過】 〜さくらの花芽の成長に影響を及ぼす２月以降の気温について〜
2月は気温の変動が大きく、寒気の影響を受けた北日本で低温。東〜西日本は平年並だった。

・3月も気温の変動が大きかったが、寒気は西日本に南下しやすく、西日本の日本海側でも降雪となった。3月の低温は西日本で1994年以来11年ぶり。東〜北日本は平年並。

・4月の気温は西〜東日本で高く、北日本は平年並だった。また、東〜西日本は記録的な少雨・多照となった。


さくらは夏頃に翌春咲く花の元となる花芽を形成し、秋に休眠（成長が止まる）に入る。休眠に入った花芽は、冬の低温に一定期間さらされると休眠から目覚め（休眠打破）、気温の上昇と共に成長を始め開花する。
休眠打破が不十分な場合は、開花が遅れたり不揃いになったりすることがある。



→　気温の経過についての詳細は天候のまとめを参照



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