1.6月28日~7月1日 大分と熊本で大雨
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2009年6月29日9時 地上天気図と雲画像
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梅雨前線が華中から西日本に停滞した。雲の帯が連なり、活発な雨雲が九州にかかり、熊本や大分では1時間に60ミリを超える非常に激しい雨が降った。両県には土砂災害警戒情報が出された。総雨量は大分県で500ミリ、熊本県で400ミリを超えた。
総雨量(2009年6月28日〜7月1日)
大分県 |
熊本県 |
椿ケ鼻 |
524.5ミリ |
南小国 |
426.0ミリ |
玖珠 |
395.0ミリ |
鹿北 |
422.0ミリ |
湯布院 |
393.0ミリ |
鞍岳 |
267.0ミリ |
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2.7月7日 和歌山で局地的大雨
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2009年7月7日9時 地上天気図と雲画像
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非常に湿った空気が流れ込み、四国から関東、東北にかけての広い範囲で不安定な天気となった。和歌山県では局地的に雷雲が発達し、田辺市で増水した川に男性が流されるなど浸水被害が発生した。
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3.平成21年7月中国・九州北部豪雨(7月19日~26日)
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●7月19日 岡山で竜巻(F2)
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2009年7月29日9時 地上天気図と雲画像
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岡山県美作市で19時頃、竜巻が発生した。割れたガラスで女性2人がけが、車11台が全損、民家など約73棟に被害があった。被害は長さ約1.5キロ、幅約100メートルの帯状に集中した。
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●7月21日 山口で土石流
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2009年7月21日9時 地上天気図と雲画像
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山口県防府市真男で特別養護老人ホームの裏山が崩れ、土石流となって施設に流れ込んだ。入居者7名が死亡、さらに市内135か所で土砂崩れが発生し、計14人が死亡した。美祢市では7時50分までの1時間に90.5ミリ、防府市では9時20分までの1時間に70.5ミリの猛烈な雨が観測された。
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●7月24日~26日 福岡や広島で集中豪雨
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2009年7月26日9時 地上天気図と雲画像
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7月24日夕方から、長崎と福岡で時間雨量100ミリを超える記録的な豪雨となった。福岡空港では19時25分までの1時間に116.0ミリの豪雨となり、福岡の中心部で浸水被害が相次いだ。博多周辺で集中豪雨となったのは1999年6月29日以来10年ぶりのこと。この大雨による死者は福岡で12人、佐賀・長崎・広島で各1人、床下浸水は福岡で約3,800棟に上った。
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1時間降水量(100ミリ以上)
1時間 |
地点名 |
降水量(ミリ) |
19時25分まで |
博多(福岡空港) |
116.0 |
16時55分まで |
石田(壱岐空港) |
111.0 |
16時32分まで |
芦辺(長崎) |
103.0 |
19時52分まで |
飯塚(福岡) |
101.5 |
19時30分まで |
篠栗(福岡) |
100.5 |
4.7月31日~8月2日 近畿北部で局地的大雨とダウンバースト
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2009年8月2日9時 地上天気図と雲画像
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8月1日11時過ぎ、京都府宇治市と京都市伏見区でダウンバーストが発生した。宇治市のゴルフ場のコンクリート製支柱(高さ約25メートル)29本が折れる被害。また、8月2日未明には兵庫県で局地的な大雨となった。総雨量は兵庫県丹波市で204.5ミリ、京都府福知山市で190.0ミリなど。
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